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丸パイプ同士の不安定結合を部品削減、溶接削除によるコストダウン設計

コストダウン攻略の道筋

丸パイプまたは角パイプの溶接。加工安定性を優先の形状最適化でコストダウン


課題抽出

オリジナル部品の現状把握から入ります。

オリジナル部品の情報
項目 データ
材料 STKパイプ、SPCC
形状 丸パイプ2点、ジョイント部コの字型板金
加工工法 旋盤加工、板金加工、溶接加工
加工工程 リンクパイプ2点を切断加工後一方にコの字型連結部品溶接、もう一方に連結用穴開け。
問題点 部品点数が多く加工工程も多くコストダウンが難しい。

丸パイプリンクユニットから角パイプ使用に改善

不安定な丸パイプ同士の溶接加工
から角パイプを選択して解決

本部品の様なリンク機構を丸パイプで製作すると中間にコの字型部品を溶接加工で1点、そして丸パイプをつけて出来上がりになります。3点構成となりますがこれをVAで改善してみます。
加工工程は少なく出来る様な形状を求めます。
VA,VE内容: 不安定要素の多い丸パイプから角パイプを使用して加工工程削減を模索。
改善出来うる形状を模索

解決方法

オリジナル部品の現状把握から入ります。

3点構成ユニット(溶接タイプ)から2点構成ユニット(端末加工)に改善

丸パイプから角パイプに変更すると変わる点

①問題になっている部品点数削減で3点から2点に削減出来る事。
②加工工程がパイプ加工のみとなり溶接加工を削減出来る事。
溶接加工削減で角パイプには端末加工が増えます。
しかし部品削減、溶接加工無しで加工工数が大幅に削減出来ます。


車椅子の丸パイプリンクユニットから角パイプ使用に改善

実機による不安定な丸パイプ同士の

溶接加工から角パイプを選択して解決


年間生産ロット数60台前後の為作業性をよく出来る部品削減化、工程削減を目指して基本例と同様の丸パイプから角パイプへ変更してみます。
不安定な加工要素を省く事。
VA,VE内容: 丸パイプのままと角パイプへ変更した方がメリットがある部分の双方を活かして改善。
現状ユニットを確認

車椅子で使われている丸パイプ構造ユニット

丸パイプから角パイプに変更
すると変わる点(応用編)

丸パイプにコの字型ブラケットを溶接して相手方の丸パイプでリンク機構にしている機構を基本例の角パイプを使用して端末加工でコの字型ブラケットを削減する内容の実践編です。
VA,VEは水平展開が大事ですので基本例に沿って改善して行きます。

パイプ部品を多く使用しているユニット改善実践例

3d画像による車椅子の角パイプ使用事例

不安定な丸パイプ同士の溶接加工
から角パイプを選択して解決

3点構成から2点構成へ、溶接工程削減
基本事例と同様に丸パイプから角パイプへ。


端末加工を最適化する事で加工性が格段と改善する事もあります。
VA,VEは水平展開を考慮するとどんどんコストダウンが出来る様になります。

6種類の要素を元にお客様の求めるコストダウン・品質改善・納期短縮化最適設計を提供します。
製造メーカー様よりの問い合わせをお待ちしております。

3dcadで制作したコストダウン手法及び事例をYou Tubeで体験してください。


2dから3D図面への製作


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