今月おこなったVA、VEによるコストダウンの実績でおおよそ70~75%のコストダウンが出来た事例を紹介しましょう。
僕はコストダウンの取り組み方として板金化、ブロック形状の簡素化、一体化、部品削減、材料の統一化等が中ロット、小ロット生産に効果があると思っていますが、その中でも有効な手段として部品の一体化、点数削減があります。
今回のケースでも組図を含めて100点あった図面を55点までに削減しました。
これは簡単に言えば45%の部品を削減した訳ですから45%のコストダウンにも匹敵する内容です。
実際には部品点数を削減する際に更に形状の簡素化も計るので結果的に最初に書いた様に70~75%のコストダウンに至る事となります。
此処までは通常のコストダウン設計ですが、それだけでは競合他社との競争に勝てる内容となっていません。
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2月下旬、ある会社よりコストダウン依頼がありました。
内容は介護用品のVA、VEによるコストダウン依頼でした。
現状17万円の物を7万円にしたいと言う内容でした。
約60%のコストダウンなのでそれほど問題ではないと思いますが、色々と聞いていくと変更出来ない部分が43000円ほどあると言う事が分かり、すなわち127000円から27000円にしなければならないという事になりました。
それは約79%のコストダウンでありかなりハードルの高い仕事と言う事になりました。
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コストダウンを推進する上で良く聞く言葉で「ティアダウン」と「VA、VE」があります。
「VA、VE」とは価値解析、価値工学(価値設計)と訳されています。
「VA、VE」についてはこのブログのテーマにもなっていますので色々なキーワードから知る事が出来ると思います。
では「ティアダウン」とはどの様な事なのでしょうか?
これは英語ですが「tear down」と書かれています。
通常の世界では名詞句として「涙」と訳されていますが、此処では動詞句として「取り壊す」と言うように訳されています。
簡単に説明しますと子供時代に男の子達が海に行って砂浜に砂で山を築いたとします。その山を二人で少しずつ取り壊していく遊びがありますね?
「最終的に山が殆ど無くなって行き、その山を崩した方が負け」と言う遊びです。
この様に「安全な内は削り取って行ってもその機械、部品の機能は問題ない」と言う限界まで品質(公差、指示寸法)、形状を落としていく方法と解釈すると良いのではないかと解釈しています。
基本的には量産品に対して効果を発揮するコストダウン方法と思います。
少量生産の板金加工で板厚を共通化するコストダウンとは?
3~5台程度の少量生産の問題点の一つに段取替えによる工数をどのように改善するかがあると思います。
0.5t,0.8t,1.0t,1.2t,1.6tとそれぞれ必要用途に合わせて板厚の設定をしているとわずか3~5ヶの為に板を変更してブランク抜き加工をおこなわなければならなくなるので加工屋泣かせですね。
特に最近はタレパンでで加工する為、この問題は結構大きくなっています。
そこで考慮しているのが「板厚の共通化」を計る事ですね。
これはかなりの会社で採用されている物ですが、再度検証してみましょう
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コストダウンを行う際のメリットの一つに管理の軽減化があります。
下記内容も一つの管理の軽減化に寄与する内容ですが、ある時にはこれが足かせになる時もあります。
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