3dcadの導入問題

2月1日の日刊工業新聞に「ソリッドワークスの戦略」と言う題目で記事が掲載さえていて、僕自身もソリッドワークス使用者の立場から興味深く読ませて頂きました。 その記事から自分自身が感じた事をちょっと書いてみようと思います。 僕はアメリカ好きでそのルーツは20年ほど前迄戻り、2年間アメリカに工場を建てると言うプロジェクトに参加して、色々な経験をさてて頂いた事が発端だと思っています。

その時に最も親しくなった友達とは今でも付き合っていて、その人から3DCADの素晴らしさを教えて貰ったのは10年以上前の事でした。 それ以来、いつかは僕も3DCADを使える環境を構築したいと考えていて、2004年秋にやっと実現しました。 そんな背景から小企業、零細企業が使う3DCADについて書いて見ましょう。 日刊工業新聞には現在の日本国内のCAD全体の市場の中では2次元CADが約70%を占めていると書いてあります。 先ほど書いた僕のアメリカ人の友達も僕と同じで一人で設計会社を経営していました。しかし、10年以上前に3DCADを導入してその操作性、機能性の虜になり設計能力を高めていきました。 何故日本では今でも70%前後の方が未だに2次元CADを使用しているかを考えた時にある2次元CADソフトメーカーの担当者と話をした事を思い出します。 【アメリカ人は責任を追及される環境の中で仕事をするから3DCADは合っているが、日本人は器用だから簡単に書ける2DCADで設計して自分の頭の中で3次元展開をした方が早い】と殆どの人が考えている。これに尽きると思います。 日本人の設計者は図面に書けない事は文書で説明を入れる人もいます。(2DCADの場合)しかし、3DCADは嘘を書けない。図面は正直で、製作出来ない物は図面になりません。此処が責任の所在になると思います。 複雑な図面の場合、しばしば設計者は製作加工業者との話し合いを持ちます。これは図面に描写しきれない部分を口頭で説明したい為です。 しかし、これは図面を元に製作して行く上で品質の不安定化を招きます。それを解決してくれるのが3DCADでもありますね。 3DCADを導入した方があらゆる面で効果があると思いますが、導入を阻んでいる大きな要因によく言われる「覚え込むまでが大変」→すなわち初期導入費が大きい為に二の足を踏んでいる会社が多いと言う事がありますね。 これをやっているといつまで経っても3DCADを導入する事は出来ません。3DCADを導入する事が結局は納期短縮、品質安定、コストダウンに結びつくと言う信念を持っておこなう事が最も重要な事です。 でも会社と言うのは投資した金額に対する償却もシビアに見ています。これが3DCAD導入を阻害している大きな要因ですね。 2DCADであれば導入してから1週間もすればドラフターと同様の設計は出来ると思います。 しかし、3DCADの場合には取りあえず稼働させる様になるまでに1週間でしょうか。 私が提案する事は稟議書を書く時点で初期の設定に対する負荷時間を全員が理解して行く事が結局は良い結果を招くのだと思わなければいかんのだと言う事です。でなければ途中でまた2DCADに戻ってしまいます。 これでは本来の競争力アップが出来ずに終わってしまいます。 次回はまた違う視点で3DCADの利点を取り上げてみましょう。

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